環境技術 サンゴ増殖


地球温暖化に伴い、サンゴ礁が年々衰退していると言われています。サンゴ礁には海洋生物の25%が生存すると言われていますが、このサンゴ礁が衰退すると、魚の資源量の減少や、更には食物連鎖が崩れるといった事態につながる可能性があります。

当社は、2004年に竹富島に建設した浮桟橋の壁面にサンゴが付着し、成長していることに気付きました。その後の調査により、浮桟橋の防食のために採用されている「電気防蝕」がサンゴの増殖に寄与している可能性があることがわかりました。

そこで当社は、人工的にサンゴを増殖する手法として、稚サンゴが着生しやすい電気基盤と、着生したサンゴの成長を促進する微弱電流を利用したサンゴの成長促進装置を開発し、10年以上にわたり、実証試験を行いモニタリング調査を実施しています。

実証試験の結果、電着基盤による稚サンゴの着生促進効果やサンゴの成長促進効果が確認されました。今後は、これらを組合せたシステムを提供することにより、造礁サンゴの増殖とサンゴの卵の供給源(サンゴ種苗ターミナル)の創出に向けて取り組んでいきます。