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DXへの取り組み

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代表メッセージ

「人をつなぎ、夢を架ける」──この不変の使命のもと、私たちエム・エム ブリッジは創業以来、わが国初の鉄の橋「くろがね橋」に端を発し、本州四国連絡橋をはじめ数多くの橋梁建設に挑み、社会の信頼を築いてまいりました。
現在、老朽化インフラの更新ピーク、技術者人口の急減、2050年カーボンニュートラル実現という歴史的転換点を迎えています。
当社はこの課題を次世代への飛躍の機会と捉え、「Digital Bridge for Next Society 2035」をDXビジョンに掲げました。

データ活用、デジタル技術の進化による環境変化に対応していくため、BIM/CIMとデジタルツインを核とした情報基盤を整備し、設計・施工・維持管理の全プロセスをデータで一元化します。これにより安全・品質・コスト・サービスを最適化し、QCDS管理を高度化してまいります。
また、AI・ロボット・遠隔操作技術を駆使した業務改革を実行し、2035年までに3割の省人化と労働環境の劇的な改善を実現します。
これは、国土交通省が提唱するi-Construction 2.0への迅速な対応のみならず、建設現場を誰もが安全に、そして多様な人材が活躍できる場へと変革するものです。
これら取り組みを着実に推進するため、DX人材を育成していきます。
全社員への体系的なデジタル研修と、リーダー層への専門教育、評価制度を通じ、自律的に業務改革を推進できるプロフェッショナルを育て、次世代へ飛躍する企業を目指します。

私たちは、サステナビリティ経営と地域共創を柱に、サンゴ保全活動に象徴される環境配慮の精神をDXにも通底させ、持続的に収益を生むビジネスモデルを確立します。
匠の精神とデジタル施工自動化ソリューションを融合させ、人・橋・データをつなぎ、強靭かつ持続可能な社会インフラを皆さまと共創してまいります。

2025年(令和7)9月16日

エム・エム ブリッジ株式会社

代表取締役社長池浦 正裕

DXビジョンと取り組み方針

当社経営ビジョンに則り、以下の通りDXビジョンを定め、取り組み方針に沿って進めてまいります。

Digital Bridge for Next Society 2035
橋と人、データをつなぎ、持続可能で強靭な社会インフラを共創する
  • デジタルツインを活用した施工シミュレーションとIoT連携による安全・品質・サービスの向上とコストの最適化
  • 業務改革による設計・施工のスマート化と生産性向上
  • 遠隔・自動化施工による安全性向上と多様な人材の活躍促進
  • サステナビリティ経営と地域共創による持続可能な社会の実現に向けた新たな価値創造

DX戦略

①情報基盤の強化とBIM/CIMデータ活用の高度化
BIM/CIMを軸とした設計、施工の体制および情報基盤を整備し、情報の一元管理を目指します。さらに、デジタルツイン上での施工シミュレーションの高度化により施工の最適化を図るとともに、維持管理におけるデータの継続的な活用も考慮し、安全・品質・サービスの向上とコストの最適化に取り組みます。
②業務改革の推進
AI、ロボット等の活用による自動化を含むデジタル技術を活用した業務プロセスの再構築により、 2035年までに3割の省人化を目指します。また、これまでに蓄積されてきた技術や最新の技術を全ての人が享受、活用、実行し得る仕組みにより、新たな価値創造につなげていきます。
③DX人材の育成
デジタル技術を最大限活用し、業務改革を自律的に実行できる人材を育成するため、全社員に向けたDX研修を実施します。その中で、リーダーとなる人材については、さらに高度な教育、資格取得を奨励し、全体最適の下で業務改革を継続して推進出来る人材の育成を行います。

体制・組織及び人材の確保

  • 2021年4月に経営層も参加する「情報システム検討会」を発足。全社横断のDXをIT改善のレベルで推進。
  • 2025年4月に情報システムグループとは別にDX推進グループを新設し、全社的なDXへの推進体制を構築。
  • 今後、各部にDXキーパーソンを選任し、DX推進グループと業務部門の連携を強化するとともに、当該メンバーにはDX関連研修環境を提供し、業務改革を主導していける体制を構築。
  • 業務改革に関する評価制度を充実させ、持続的な取り組みとなる仕組みづくりを推進。
  • 上記に加え、外部パートナー企業との戦略的協業により、固定的な人員増を避けつつ高度な専門性を持つ開発リソースを柔軟に確保する体制を構築。
  • 全社員のデジタル技術に関するリテラシーの底上げのための教育と評価、推進メンバーにはさらに高度なDX関連研修、技術の進化・取組分野の拡大に応じたPoCの環境を提供し、改革推進力の継続的な向上。

ITシステム環境の整備

  • 基幹業務システムを中心としたデータの利活用を、システム接続・連携ツールにより実現し、各種業務領域で最適なクラウド型業務支援サービスや専用アプリケーション等を組み合わせたシステム群を構築。
  • BIM/CIMを活用した業務推進環境の整備により、デジタル技術を活用したシミュレーションシステムを導入。
  • 工事推進において必要なデータをクラウド上で集約管理出来る環境を整備。
  • AI活用の視点において、蓄積した構造化・非構造化データを、効率的に高品質な情報として提供する仕組みを構築し、AIエージェント等の活用に向けた環境整備を推進。

DX戦略の達成状況に係る指標

  • 基幹システムに繋がる自社アプリ・データ連携のIT基盤群の計画的刷新:100%
  • 橋梁工事でのCIM活用:100%
  • 社内特定ナレッジシステムの導入
  • 現場のAI搭載ロボット等のPoC
  • 社員のAI利用率:60%以上
  • 全社員向けDX研修:2回以上/年
  • DXキーマン向けDX研修:受講20名以上

DXの取り組み紹介

当社では、従来の伝統的なグループウェア等を活用した業務改善に加え、社会や業界の変化に柔軟に対応すべく、以下のような施策にも積極的に取り組んでおります。
さらに今後i-Construction 2.0の示した自動施工化をターゲットにIT、OT、IoT、Robotics、AI、もしくはその融合分野にも取り組んでまいります。
今後も、世の中の動向に追従し継続的な取り組みを進めてまいります。

【事業部門】
  • BIM/CIM への取り組み(アプリ利用環境の拡充、BIM/CIM 共有クラウドの活用推進)
  • BIM/CIM IoT 連携検討(IoT センサー類との接続・活用・導入推進)
  • 現場業務×IoT・ローカル5G の取り組み(工場内エリアに5G ローカルネットワークを形成し遠隔臨場支援) 他
【管理部門】
  • 電子保存帳簿保存法に合致したペーパーレス&自動処理(DocuWare で一元管理、AI INDEXING 利用等)
  • 人事関連システムの刷新(カオナビ導入等) 他
【全社システム関係】
  • 自社開発WEB システム+ETL+ワークフロー+API 導入と開発推進(基幹システムと高度連携)
  • 生成AI 活用(Copilot 等の全社展開、一般サーバーへのAI MCP サーバー試行)
  • AI セキュリティソリューションの導入(AI によるランサムウェアの自動検知、駆除サービスの導入)
  • Amazon Business による間接材調達改革
  • スマホで社内システム利用(iPhone 全員配布、モバイルVPN で社外からも承認システム利用拡大) 他

情報セキュリティ

SECURITY ACTION(二つ星)宣言

当社は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の創設した
「SECURITY ACTION」の趣旨に賛同し、「SECURITY ACTION 二つ星」を宣言しました。

「SECURITY ACTION」の概要

「SECURITY ACTION」は、中小企業が自ら情報セキュリティ対策に取り組むことを自己宣言する制度です。
「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」の実践をベースに二段階の取り組み目標が用意されています。

SECURITY ACTION ホームページ

エム・エム ブリッジ株式会社の情報セキュリティ基本方針はこちら

セキュリティ対策自己宣言

DX認定

当社は、経済産業省が定める「DX認定事業者」の大臣認定を、2025年11月1日付けで取得しました。

本認定の取得は、当社が「デジタルガバナンス・コード」に基づき、デジタル技術を活用した社会変革に対応するための体制を整備し、DX推進に向けた体制が整っている(DX-READY)企業であることの証明となります。

DX認定制度について
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