日々の苦労はツーリングでリフレッシュ!難工事もおまかせあれ!

瀧  直純

たき なおずみ

建設部 工事1グループ


仕事への誘い(いざない)


私は緑川橋他2橋震災復旧工事を担当しています。本工事は新設の橋梁製作架設工事ではなく、熊本地震で壊れた既設橋への補修工事で、とても難易度が高い工事です。現在、橋の上は車が通常に通行できる状態ですが、次の地震がいつ来るか分かりません。ですので、地震で損傷した支承の取替えなど、なるべく早く修復しないといけないな、と思いながら取り組んでいます。この現場では現場代理人と監理技術者を兼務しているので、現場全体の工程管理から安全管理、業者手配、客先対応などを含めた、工事に関する全ての責任者で、とても仕事量が多くて大変ですが、現場で働いている沢山の方々の協力もあり、充実した日々を送っています。私は現場勤務も、本社勤務(内勤)も経験していますが、圧倒的に現場勤務が好きです。やはり自分が携わった工事が竣工した時の達成感が違いますから。



瀧さんに聞いてみました


橋の仕事を選んだ理由はなんですか?また仕事をしていて一番楽しかった現場はどこですか。

学生時代は土木を専攻していました。橋に特にこだわりはなかったのですが、兄がMMBへ入社していた事で、兄からも良い会社だという話を聞いていたので入社を決めました。現在入社して38年目になります。どこの現場のこともよく覚えていますが、当時苦労したり辛いことがありましたが、今となれば全て良い思い出しか残っていません。そんな中でも一番楽しかった現場は、本州四国連絡橋の工事です。同じ年頃の(当時27,8歳)同僚が多く、休みの日はよく皆で遊びに行ったり、飲んだりしていました。


橋の魅力はなんですか。

橋が架かると、今まで行けなかった場所へ行けるようになるのが面白いですね。そういう意味ではトンネルも同じですが、トンネルと違って橋は外からも見ることが出来ます。私が入社した頃は、ちょうど本州四国連絡橋の工事が始まる頃でした。近頃ではあまりない、壮大なプロジェクトに携わった経験が積めたことは、自分のキャリアの中でも大きかったんじゃないのでしょうか。


今年、定年を迎えられました。これからやってみたいことはありますか。

愛車のバイク(ハーレー)で日本中を走り回ることですね!50歳を過ぎてから始めた趣味です。これまでも自分が関わった現場が開通したら大体は走りに行っています。旅行中で少し遠回りになっても、近場に寄ったら「あ、行こうかな」と自然に思ってしまいますね。そのくらい自分が携わった橋には愛着があります。


MMBの魅力はなんですか。

優しい人が多く、働く環境(福利厚生・諸手当)がとてもいいですね。三菱重工の時代から長く続いている施工実績や社歴により、会社としての土台が安定しています。38年という長い期間ずっと勤めていますが、何かが嫌になればきっと辞めていたと思いますが、現在まで楽しく勤めていられるのも、MMBという会社や、そこに集う人が好きだからだと思います。


就職活動中の学生に向けて一言。

勉強するべし!構造力学から何から全て、きっちり基礎を固めておいた方がいいです。またリーダーシップも時として必要となります。例えば現場に出て、現場代理人をしようものなら、自分の会社の人間だけでなく、業者さんを含めて皆を同じ方向に率いていくことが出来なければなりません。これは勉強の出来だけでは測れない、個人の資質や経験によるものと思うので、今のうちにしっかりと磨いて下さい。