化学分野から転職した、異色の若き溶接エキスパート!

田中 裕

たなか ひろし

生産・技術部 市原工場


仕事への誘い(いざない)


現在は、当社の市原工場で、ある橋梁の工場製作を担当しています。この仕事では、設計部門で作成した設計図に対して、生産技術の観点から、より良い構造物を造るためのアイデアを出したり、実際の製造現場で、無理なく、それでいて品質を高められるような製造方法を検討したりします。また、生産管理や品質管理を行うことも、重要な仕事になっています。工場製作の担当になる前は、社内の溶接施工を専門的に管理し、取りまとめを行っていました。私は、他業種(ゴム製品の設計)から転職してきたので、鉄を取り扱うことは、まったくの素人でした。この会社で、初めて溶接技術と出会い、巨大な橋に魅せられました。巨大な橋も、1つ1つの材料を溶接で接合していくことで、形が出来上がります。その重要な要素を、溶接が担っているのです。この意識で、がむしゃらにその技術取得に取り組んできました。そして、溶接管理技術者としての最高峰の資格の1つである「溶接管理技術者(特別級)」を取得することができました。



田中さんに聞いてみました


もともと、橋の仕事に興味があったのですか。

私はもともと、自動車のゴム部品の設計に関する仕事をしていました。大学も化学系学部の出身です。縁あって、MMBに入社しましたが、正直、橋のことはまったく知りませんでした。その中で、業務に取り組んでいくうちに、部材をつなぎ合わせ、巨大な構造物を造り上げていく、溶接技術の奥深さに興味を持ちました。


橋のどのようなところに魅力を感じますか。

圧倒的な存在感と、その存在感が非常に長い間続くことです。自動車はどんなに大切に乗っても、せいぜい、10年から20年の寿命です。しかし、現代の橋は、100年以上の寿命で設計・製造されます。そして、静かにその場所で、社会基盤として多くの人々の生活を支えます。そんな構造物って、なかなかないと思います。最近では、東京ゲートブリッジを家族で渡ったときに、子供に「この橋の一部は、父ちゃんが作ったんだよ」というと、目を丸くして驚いてくれました。父親として、誇らしく感じます。


技術者として大切にしていることはなんですか。

やはり、現物をみること、触ること、現場の作業者との対話ですね。百聞は一見にしかずといいますが、いかに多くのモノを見ているか、知っているかということが技術者としての引き出しの多さになります。現場の作業者の方は、本当に頼りになります。現物をイメージしながら、ここは作るのが難しそうだが、こういう風にすればできるんじゃないかとか、実際に溶接装置を手に持って、溶接の作業姿勢に無理がないか、狭いところに手が入るのかなどを模擬してくれたり、何でも親身になって相談に乗ってくれます。


MMBの魅力は、何ですか。

仕事に対して、責任感を持って取り組む人が多いことです。以前の職場でもそういった人は多かったと思いますが、MMBに来て、各人の責任感と意識の高さに驚きました。あとは、教育システムが非常に充実していることですね。やる気があれば、資格取得や教育に対して、多くのバックアップをしてもらうことができます。社内の教育とは別に、三菱重工の研修所での教育にも参加できます。そこでは、色々な製品に携わる技術者と交流することができ、非常に刺激的です。溶接技術者資格の試験対策にもなりました。あと、社宅、通勤、休暇などの福利厚生は非常にすばらしいですね。


最後に、就職活動している学生さんに一言お願いします。

大切なことは、好奇心とやる気です。その気になれば、限界なんてないし、自分の努力次第で可能性はどんどん広がっていきます。MMBは、私のような異分野からの転職者でも受け入れてくれて、熱心に教育をしてくれる懐の広い会社です。チャレンジ精神あふれる、フレッシュな皆さんと一緒に仕事をしていけることを楽しみにしています。